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男じゃつらいよ

日記と聴いたもの、見たものたちの備忘録

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2018

06/20

Wed.

21:41:38

ターナー 風景の詩(損保ジャパン日本興亜美術館) 

Category【美術館めぐり

ターナー 風景の詩(損保ジャパン日本興亜美術館)180617損保ジャパン美術館で開催中のターナーの展覧会へ。思ったよりも人が多かった。

印象派、さらには抽象画の先駆けともいわれているイギリスの画家ターナー。ずっと気になっていたのですが、ターナー作品をしっかり見るのは初めての機会。風景画の多いターナーなので、今回の展示は、キャリア初期、海の風景画、山の風景画といった具合でテーマ別に展示されていました。

1775年生まれのターナーは、ロマン主義の画家とされていますが、40歳頃から印象派を彷彿とさせる光や空気の気配を表現した作品を描くようになります。印象派を彷彿とさせる、と言っても、モネが「日の出 印象」を発表する何十年も前ですから、むしろ印象派の絵がターナーを彷彿とさせる、と言うべきでしょうか。それくらい時代を先取りしていたターナー。
ターナー 風景の詩(損保ジャパン日本興亜美術館)180617
こちらはストーンヘンジを描いた作品。周りに描かれているのは雷に打たれた羊たちだそうです。雲の大胆な描き方や、光の表現がかっこいい。

ターナーの風景画って、日本っぽさを感じるものが多いなぁと感じました。モチーフや構図の取り方のせいでしょうか?
ターナー 風景の詩(損保ジャパン日本興亜美術館)180617こちらの絵はイギリスの海辺を描いた作品ですが、日本の画家による日本の風景画と言われても違和感を感じなさそう。描かれている木々の雰囲気とか、連なる山と海が一緒になった景色で、以前乗った伊豆のフェリーから見た景色を思い出しました。笑

個人的には、海の絵よりも山を描いた作品の方が好みだったのですが、解説で、山はこの時代絵画のモチーフとなることは少なかったと書かれていて、確かに西洋画家の山の絵って、パッと思い浮かばないかもと思いました。セザンヌのサン・ビクトワール山が思い浮かんだくらい。一方ターナーは山の風景や滝のある風景なんかもたくさん描いています。滝の絵も西洋ではあまり見かけないような。日本の風景画って、山国だけあって山を絵描いたものがたくさんありますから、そういうところも日本っぽさを感じるポイントなのかもしれません。
ターナー 風景の詩(損保ジャパン日本興亜美術館)180617
こちらは現実の風景ではなさそうな、ボヤッと幻想的な雰囲気。こういう非現実的な作品から、最期はかなり抽象的な作品も描くようになっていったようです。今回の展示では抽象的な雰囲気の作品は少なかったですが印象派や抽象主義を先取りしたかのようなターナーの先進的なセンス、そして日本の風景画との親和性(?)を感じることができた展覧会でした。
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2018

04/11

Wed.

21:35:59

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション(国立新美術館) 

Category【美術館めぐり

至上の印象派展ビュールレ・コレクション(国立新美術館)国立新美術館で開催中のビュールレ・コレクション展に行ってきました。印象派の作品も多く出品されているということでずっと気になっていました。印象派ということで人が集まりそうなので、平日に行ってきましたが、それでもシニア世代の人で溢れていました。

ビュールレ・コレクションは、ドイツ人の武器商人エミール・ゲオルク・ビュールレが蒐集した美術品の個人コレクションです。世界的にも最も優れたフランス印象派絵画のプライベートコレクションとのこと。
これまでチューリヒで一般公開されていましたが、2008年に4作品が盗難にあった影響で、2015年に公開が中止され、2020年にチューリヒ美術館に全作品移管されるそうです。ちなみに盗まれた4作品は無事に戻ってきて今回出展されています。良かった良かった。
展示作品数は少なめですが、やはりさすがの充実度。有名どころな画家の作品も多いし、素敵だなぁと思う作品がたくさんあって、とても見応えがありました。

チケットに使われている作品が今回の目玉のひとつ「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」です。以前、日曜美術館で取り上げられていたのを見て綺麗な絵だなぁと思いましたが、実物はさらに美しい。透き通るような美しさとはこういうことを言うのかと。
この絵は展覧会のポスターにも起用されているのですが、「絵画史上、最強の美少女(センター)」というキャッチコピーが添えられていました。"センター"って、某アイドルグループじゃないんだから…笑
そんな最強美少女は描かれた当時8歳というから驚きです。天使か。
至上の印象派展ビュールレ・コレクション(国立新美術館)
イレーヌ嬢以外にも肖像画の作品も多く出展されていましたが、中でもかっこよくて印象に残っているのが、アンリ・ファンタン=ラトゥールの自画像。ちょっとピントがブレた写真みたいなボヤッと感とどことなく尊大な雰囲気がいい感じ。

他にも、セザンヌの老庭師の肖像の色遣いとタッチがすごくお洒落だったり、ピカソの肖像画もこれまたお洒落で印象に残っています。

至上の印象派展ビュールレ・コレクション(国立新美術館)
モネをはじめ、ピサロやシスレー、シニャックなど印象派の風景画も目白押し。特に、今回シニャックの風景画がすごく素敵だと思いました。印象派の展覧会でたびたび目にするけど、今まであまり注目していませんでした。
モネの「ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑」(→)という作品が好きでした。手前の鮮やかなヒナゲシ畑とその向こうの淀んだ曇り空の対比が好きです。
至上の印象派展ビュールレ・コレクション(国立新美術館)
ナビ派やフォービズムの画家の作品もいくつかありました。ボナールの「室内」という作品がかっこよくてイチオシ。都会的な雰囲気がしますね。部屋の中にいる女性という何てことないモチーフで、しかも地味な色合いだけで、なんでこんなお洒落にかっこよく描けるのですかね。ボナールの作品はまだ数えるほどしか鑑賞したことないですが、かなりの確率で僕の好みを突いてきている気がします。ボナール要チェックです。

展覧会の最後を飾るのは、モネの壁画「睡蓮の池、緑の反映」でした。圧巻の大型作品。幾度も描き続けたジヴェルニーの庭の睡蓮の晩年の作品です。モネの睡蓮、ぜんぶ並べて見てみたい。

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2018

03/11

Sun.

16:59:35

ルドン 秘密の花園(三菱一号館美術館) 

Category【美術館めぐり

ルドン 秘密の花園(三菱一号館美術館)三菱一号館美術館で開催中のルドンの展覧会に行ってきました。最近象徴主義やナビ派あたりに興味があるので気になっていた展覧会です。

オディロン・ルドンは、1840年生まれのフランス人画家です。1840年というと、印象派の画家モネと同い年。印象派の画家たちと同じ時代に活躍した画家ですが、彼の作品は象徴主義というジャンルに分類されます。印象派の画家たちが空気や光などをキャンバスに忠実に描こうと写実性を極めていったのに対して、象徴主義の画家たちは、目に見えるものだけではなく、目に見えない感情や感覚、イメージまでも描こうと試みました。

ルドンの作品は、「黒の時代」と「色彩の時代」という2つの作風に分けられます。黒の時代は木炭画やリトグラフ(石版画)の作品が多かったキャリア初期の作風。キャリア後半の色彩の時代になると、油彩やパステルなどを用いたカラフルな作品が増えます。
ルドン 秘密の花園(三菱一号館美術館)
黒の時代の作品。この作品のように人の顔がついた植物だったり、妖怪のような生き物だったり、摩訶不思議なモチーフが多いです。画面が白黒ということもあって、異世界…というよりホラーな雰囲気が漂います。シュルレアリスムにも通ずる奇妙な感じがありますね。

個人的に、リトグラフの作品って、小品が多いし、ついつい油彩画ばかりに目が行ってしまいがちなのですが、ルドンの木炭画やリトグラフは怪しい世界観が凄く面白いと思いました。


ルドン 秘密の花園(三菱一号館美術館)
色彩の時代の作品は、チケットに描かれている作品のように、色彩豊かな世界が広がります。ぼや~っとしたタッチとカラフルな画面がとても幻想的。描かれているモチーフも神話や聖書から取材されているものだったり、蝶や花だったり、黒の時代とは趣が全く異なります。

色彩の時代の作品で好きだったのは、「祈り、顔、花」という作品。色彩の時代の作品の中では、暗めの作品ですけど、とても安らかな感じがして好きです。



ルドン 秘密の花園(三菱一号館美術館)花を描いた作品を集めて展示しているコーナーがあったのですが、その中の一枚。他の花を描いた作品は、ルドンらしいぼやっとした幻想的なタッチで描かれているのですが、この作品だけ描き方が違っていて印象的だったのと、すごく丁寧に描かれていて綺麗だなぁと思いました。ポストカードにして欲しかったです。笑

花の絵では、今回の展覧会の目玉でもある三菱一号館美術館所蔵の「グランドブーケ」も印象的でした。お金持ちの邸宅を飾る壁画として描かれた作品で、小さ目の作品が多いルドンには珍しい大型作品。パステルで軽やかに描かれた明るく華やかな特大サイズのブーケ。

ルドン初鑑賞となった今回の展覧会ですが、異世界に引き込まれていきそうな黒の時代の作品と、安らかな夢の世界に誘うような色彩の時代の作品、180℃異なる世界観のギャップがすごく面白くて、展覧会で見た作品を思い出す度にじわじわと好きになっているような気がします。

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2018

01/31

Wed.

23:31:04

ボストン美術館パリジェンヌ展(世田谷美術館) 

Category【美術館めぐり

ボストン美術館パリジェンヌ展(世田谷美術館)世田谷美術館で開催中のパリジェンヌ展に行ってきました。世田谷美術館は初めて行きましたが、アウトサイダーアートを収集している美術館なんですね。今回はボストン美術館展ということで展示品の多くはボストン美術館のものだったと思います。

テーマはパリジェンヌということで、18世紀~20世紀くらいまでのパリに生きる女性に焦点を当てた展覧会です。"パリジェンヌ"というと皆が憧れるようなスタイリッシュな感じがしますが、18世紀あたりの時代は、文化の最先端パリにおいても女性の地位はまだまだ低いものでした。女性が社会に出て働くということはなく、子育て・家事に専従して家庭を切り盛りするべきとされていました。19世紀、印象派の時代になると、本展でも作品が展示されているメーアリー・カサットやベルト・モリゾといった女性画家も出てきますが、この頃はフランスの美術学校はまだ女性の入学が禁じられており、時代が女性たちに追いついていませんでした。
ボストン美術館パリジェンヌ展(世田谷美術館)
こちらは読書をする女性を描いたカサットの作品。この時代は女性が読書をすること(知識を得たり学んだりすること)がまだ特別なことでしたが、カサットやモリゾは、自分の意志で社会を生きる女性の姿を多く描いています。

展示品の中に、当時の先進的な女性を揶揄する風刺記事がありましたが、女性の立場が低かった状況とともにこの時代に急速に女性の社会進出が進んだということが感じられて興味深かったです。
たしか「北斎とジャポニスム展」で読んだ気がしますが、カサットと親しかったドガは、カサットのデッサンの上手さに「女なのにこんなに上手いなんてありえない!」と驚いたそうです。当時の前衛的な画家であるドガでさえこの調子ですから、この時代にはそう考える男性も多かったのでしょうね。

ところで、チケットに絵が描かれている2枚の絵画、左側の絵はマネ作の「街の歌い手」という作品です。酒場で歌う小汚い感じの流しの女性歌手を描いているのですが、最近この女性が画家もやっていてサロンへの出展歴もあるということがわかったそうです。男性社会の中でも、こんな風に日々を懸命に行きながら芸術活動に勤しむ女性がどんどん増えていたのでしょうね。
右側の絵は、肖像画で知られるサージェントの作品です。サージェントの作品は初めて。とっても優雅な佇まいに、さすがパリジェンヌ、と思いきや、実はパリジェンヌではなく、パリジェンヌに憧れるアメリカ人女性だそうです。笑

日記用パリ、パリジェンヌといえば、ファッションも忘れちゃいけません。展示品の中には当時の最新ファッションを紹介した雑誌やドレスなんかも展示されていました。18世紀のパリの女性の間で流行っていた髪型が、先日マ○コ会議で見たイマドキの女子高生の間で流行っている「盛り髪」と同じ方向性だったのが面白かったです。盛り髪のルーツはパリだったのか。

絵画の作品数はあまり多くはありませんでしたが、当時の女性の社会的な立場や社会進出の様子を知ることができて興味深い展覧会でした。

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2018

01/20

Sat.

10:53:24

ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(東京都美術館) 

Category【美術館めぐり

ゴッホ展東京都美術館で開催していたゴッホ展に行ってきました。絶対混むだろうと思って、11月に一度平日休みを取って行こうとしたときは、65歳以上が無料で入館できるシルバーデーだったために大混雑で諦めたのですが、年末休みに行ってきました。
すでに年末休みに突入しているタイミングだったので、結局大混雑していましたが。。。

思ったよりもゴッホの絵画作品は点数が少ない印象でした。ゴッホのイメージでもある明るい色彩で描かれたアルル時代の作品が多いのかなと思っていましたが、少なかったかな(アルル時代の有名な作品「寝室」が見られました)。一方、ゴッホに大きな影響を与えた浮世絵の作品や手紙や資料などの展示がかなり充実していました。今回のゴッホ展の前に、国立西洋美術館でやっている「北斎とジャポニスム展」を見たのでデジャヴ感。笑

今回の展覧会に先駆けて、ゴッホの晩年の物語を描いた映画「ゴッホ 最後の手紙」を観ていたので、「あの頃の絵かなぁ」とストーリーを思い起こしながら楽しく鑑賞できたのは良かったです。
ゴッホ展(東京都美術館)


海を描いた作品がありました。
ゴッホの海の絵ってあまり多くない気がするので、新鮮に感じました。





こちら(↓)の絵は、ゴッホっぽくなくてとても印象に残っています。サン・レミの療養所に入っている頃の作品です。ちょっと怖いですよね。生命力が感じられなくて、なんだか森の向こうはあの世に繋がっているかのような雰囲気です。こんな絵も描いていたんですね。
ゴッホ展(東京都美術館)
ゴッホに影響を受けた日本人画家の作品もいくつか展示されていました。
佐伯祐三という画家の作品が好きだなと思って、後でネットで他の作品も調べてみたら、街の風景を描いた場末感溢れる作品が多くてすごく自分好みでした。この人もゴッホのように短命だったようで、残っている作品はそこまで多くないみたいですが。
ゴッホ展(東京都美術館)

思ったよりもゴッホの絵画作品の展示は少なく感じたのですが、今まで見たことのあるゴッホ作品とは一味違った作品が見れたのは良かったかな。

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