05«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»07

男じゃつらいよ

日記と聴いたもの、見たものたちの備忘録

2017

06/25

Sun.

21:14:53

シャセリオー展(国立西洋美術館) 

Category【美術館めぐり

シャセリオー展(国立西洋美術館)もう1ヶ月以上も前ですが、国立西洋美術館のシャセリオー展に行ってきました。

この展覧会行くまでシャセリオーのことは名前も知らなかったのですが、ロマン主義を代表するフランスの画家だそうです。

ロマン派の作品をしっかり見るのは初めてだったと思います。ロマン派というとドラマティックなイメージです。そもそもが神話や聖書の話をモチーフにしている作品が多いので題材からしてストーリー性があるわけですが、物語のワンシーンを切り取ったような臨場感のある作品が素敵でした。
シャセリオー展(国立西洋美術館)
宗教画も多かったのですが、個人的には肖像画が印象的でした。今回展示されていた肖像画はシャセリオーが個人的に親しい人物を描いた作品が多かったのですが、どれも素敵にかっこよく描かれていて、これは描いてもらったらすごく嬉しいだろうなぁと。ぜひ自分も描いてほしい。笑

とりわけ、チケットにも描かれている「カパリュス嬢の肖像」はとっても優雅で透き通るような美しさが印象的でした。頭に載せてる花飾りが素敵ですよね。


シャセリオー展(国立西洋美術館)
37歳という若さでこの世を去ってしまうシャセリオーですが、キャリア後期の作品は、異国の情景を描いたものが増えてエキゾチックな雰囲気です。27歳の頃に行ったアルジェリア旅行がインスピレーションになったのだと言われています。この頃の作品は色使いが多彩です。

例えば右の絵は女性の服が半分ずつ色違いで描かれていてお洒落。筆致もキャリア前期の作品とは違って素朴な感じがします。



シャセリオー展(国立西洋美術館)シャセリオー展と同じタイミングで「スケーエン:デンマークの芸術家村」という展示も開催されていたので見てきました。スケーエンとはデンマーク最北端の街。多くの芸術家が移り住んで芸術家村のようになり、スケーエンの風景や日常を描く「スケーエン派」が生まれました。

スケーエン派の代表的な画家ミカエル・アンカーとペーダー・クロヤーの作品が多く展示されていました。一番好きだったのはクロヤーのこの絵。「スケーエンの南海岸の画家たち」という作品。写真ではわかりづらいのですが、陽の光が降り注ぐ感じや水面にキラキラ反射している感じがとても気持ち良い絵でした。

ほかにも、「室内で魚網を直すクリストファー」というクロヤーの作品がかっこよかったのと、ホルガー・ドラックマンという画家の作品が印象派みたいで好きでした。
シャセリオー展(国立西洋美術館)シャセリオー展(国立西洋美術館)
「ついでに…」ってな感じで覗いてみましたが、実はとても楽しい展示でした。
スポンサーサイト

thread: 美術館・博物館 展示めぐり。

janre: 学問・文化・芸術

[edit]

page top

 

2017

03/21

Tue.

00:00:20

マティスとルオー展(パナソニック汐留ミュージアム) 

Category【美術館めぐり

マティスとルオー展パナソニック汐留ミュージアムで開催中のマティスとルオー展を観てきました。

パナソニックミュージアム初めて行きましたが、ルオーのコレクションが充実してるんですね。

フランスの国立美術学校でともに学び、生涯友人として交流を続けたマティスとルオー。そんな2人の作品を手紙のやりとりとともに鑑賞できる展覧会です。少し前に東京都美術館でやっていたゴッホとゴーギャン展と似たスタイル。ゴッホとゴーギャンの仲はときにギクシャクしたり、ゴッホが発狂したりで危なっかしい感じがしましたが、マティスとルオーは終始和やかで安定した交友関係を築いていたようで安心して見れました。笑

パナソニックミュージアムがルオー作品たくさん所蔵していることもあって、マティスよりルオーの作品が多かったです。マティスは1905~1908年あたりに盛んにフォービスム(野獣派)の作品を描いていたそうですが、今回展示されていた作品はもっと後期のものだったので、色彩もいくぶん落ち着いた作品が多く、いわゆるマティス的なビビッドな色彩が目を引くような作品は少なかったです。

ルオーもフォービスムの画家として分類される(本人は否定していた)ようなのですが、マティスとはまた一味も二味も違った作風です。ルオーの作品をきちんと鑑賞したのは今回が初めてだったのですが、なかなか好きだと思いました。
マティスとルオー展荒々しい筆致や独特な色遣いが印象的でした。暗めの色彩の作品が多いし、突飛な色の使い方や組合わせをしているように思うのですが、それでも不思議とまとまっているというか、落ち着く感じがして良かったです。一緒に行った友人はルオーの絵は暗いから、マティスの方が好きと言っていました。好みは人それぞれですね。

ルオーの作品が気に入って、鑑賞後にショップで購入したポストカードはすべてルオーの作品になってしまいました。もっと他の作品も見てみたい。出光美術館もルー作品所蔵しているようなので、展覧会やってくれないかな。

thread: 美術館・博物館 展示めぐり。

janre: 学問・文化・芸術

[edit]

page top

 

2017

02/27

Mon.

23:23:23

院展(そごう美術館) 

Category【美術館めぐり

院展
横浜に用事があったので、そごう美術館で開催していた院展を覗いてみました。シニア世代ばかりで若者はほとんどいませんでした。笑

まったくの前知識なしで行ったもんで、「院展」が日本美術院展覧会の略だと初めて知りました。日本美術院というのは、もとは岡倉天心が創設した美術の研究組織で、日本画を扱う美術団体だそうです。

「日本画」という言葉の意味も今回初めて知ったのですが(色々定義があるそうですが)、ここで言う日本画とは、明治以降に日本に入ってきた油彩画(洋画)に対して、岩絵具や和紙を使用するなど日本伝統の様式や技法で描かれた絵画を指すそうで、油彩画(洋画)の対抗勢力として発展したスタイルとのこと。
恥ずかしながら、岩絵具というのも今回初めて知りました。知らないことだらけ。

日本美術院というくらいなので、きっと有名な方の作品もあると思うのですが、そのへんまったく知識がないので誰がどうとかはかわりませんでしたが、却って先入観なしに観れたんじゃないかと思います。風景画が多かったです。
気に入った作品をチェックして見ていたのですが、山の風景を描いた作品で気に入ったものがいくつか。たぶん山の絵が好きなんですね、僕。チケットにも描かれている「アイガー北壁」という作品も気に入った作品の一つ。迫力があって雪山の張りつめた空気感が伝わって来るようでした。
大矢紀という画家の「耀」という作品も良いな~と思って、後でググッてみたら、他の作品も素敵な感じ。山岳風景を得意とする画家とありました。

また新しい発見ができて良かった。

thread: art・芸術・美術

janre: 学問・文化・芸術

[edit]

page top

 

2017

02/19

Sun.

09:15:32

コレクターの眼(サントリー美術館) 

Category【美術館めぐり

サントリー美術館の「コレクターの眼」展に行ってきました。近年コレクションに加わったヨーロッパの陶磁器やガラス作品の展覧会でした。展示数はあまり多くない気がしましたが、おしゃれかわいい作品が楽しめました。

陶磁器のコレクションは、美術商の野依利之氏の寄贈品とのことで、オランダで作られたファイアンス(錫釉陶器)が大半でした。ファイアンスとは中国の磁器を模して造られた陶器で、ヨーロッパで磁器が発明される前に盛んに作られていました(今でも作られていますが)。
有名な窯元のキラキラな高級磁器が展示されているのかと勝手に期待していたので、思っていたのとは違いましたが、東洋風デザインのおしゃれな器やゆるさのある絵付けの茶碗(写真右)などなど、これはこれで面白いしかわいい。
日記用日記用
日記用日記用
14時くらいには観終わってしまったので、そのままミッドタウンをウロウロ。カフェタイムにはいつも並んでいる虎屋カフェがまだ空いていたので入ってみました。いつも行列だから諦めちゃうんですよね。

席に着くやいなや、一緒に行った女友達に「はい、バレンタイン」と虎屋の期間限定ラムレーズンようかんをもらいました。カフェに入る前に「お父さんにあげるバレンタインのお菓子買う」とショップに寄ったときについでに買ってくれたみたいです。ありがたや~笑
カフェでは一番お手頃な抹茶と季節のようかんのセットを注文。季節のようかんは梅のようかん。あまり梅の要素は感じませんでしたが、久しぶりに和菓子が食べられて満足です。

thread: art・芸術・美術

janre: 学問・文化・芸術

[edit]

page top

 

2017

01/24

Tue.

08:04:24

日本におけるキュビスム−ピカソ・インパクト(埼玉県立近代美術館) 

Category【美術館めぐり

日本におけるキュビスムちょっと足を伸ばして、埼玉県立近代美術館(MOMAS)の「日本におけるキュビスム展」に行ってきました。MOMASを訪れるのは初めてです。

その名の通り、ピカソやブラックが発展させたキュビスムに影響を受けた日本のアーティストの作品を集めた展示会です。キュビスムとは、三次元に存在しているものを二次元の画面に表現する方法として編み出された表現で、ひとつのものを異なる視点から描いていたり、立方体(キューブ)や錐体を組み合わせたように描かれたりしているのが特徴です。そうした描き方によって、物事の本質や見えていない部分を表現したかったそうです。ピカソの「アヴィニョンの娘たち」がキュビスムの最初の作品とされています。

キュビスム自体がそれほど長い時間に渡る運動ではなかったそうですが、日本におけるキュビスムも、一時的な流行という側面が強く、キュビスム自体を深く突きつめていった画家はそう多くはないそうです。しかしながら、今回の展示では多くの日本画家が、一時的にも、その要素を取り入れた作品を残していることがわかり、キュビスムもしくはピカソの登場が日本の美術界においても大きな衝撃だったことが窺えました。
日本におけるキュビスム
最初はザ・キュビスムといった感じの作品が並びます。これは坂田一男という画家の作品で、一時的にキュビスムを取り入れるだけの画家が多い中、この人は生涯キュビスムの作品を創り続けたそうです。

この作品くらいならまだ何を描いているのかわかるのでイイですけど、だんだんと抽象画の要素が強い作品が出てきて、もはや何を描いているのかわからない作品もたくさんあります。物事の本質や見えていない部分を表現しようとしたキュビスムですが、結局何を描いてるんだかわからなくなってしまっているのはおかしい気もしますね。笑
日本におけるキュビスム
こちらはパッと見キュビスムには見えないですが、キュビスムの手法で対象を分解・再構築された湖の景色です。この作品は、一番最初の風景画の段階からいかにこの形に辿り着いたかのデッサンも展示されていてとても興味深かったのですが、デッサンを順番に見てもなぜ最終的にこうなるのかわかりませんでした。笑

日本におけるキュビスム常設展も良かったです。作品数は多くありませんでしたが、気に入る作品がいくつか。
モネの積みわらシリーズのひとつがあって、これがすごく素敵だと思いました。
モネの連作シリーズの中でも積みわらって地味で、今まであまり良いとは思っていなかったのですが、今回見た積わらは光の加減がすごく好みで、積わらシリーズの自分の中での印象が変わりました。
日本におけるキュビスム
「白の画家」と名前だけ知っていたユトリロの作品を初めて見ることができたのも良かった。今回見た作品は思ったよりも白くなかったけれど。

日本の近代画家の作品もあって、高田誠や斎藤政一という画家の風景画がとても好きでした。

天気の良い日曜日でも混んでいなかったので、ゆっくりじっくり見れて良かったです。ちょっと遠かったけど、なかなか楽しい展示だったな。

ポチッとなー!

thread: art・芸術・美術

janre: 学問・文化・芸術

[edit]

page top