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男じゃつらいよ

日記と聴いたもの、見たものたちの備忘録

2015

12/20

Sun.

23:10:52

中島清之 日本画の迷宮(横浜美術館) 

Category【美術館めぐり

中島清之
横浜美術館にて開催中の「中島清之 日本画の迷宮」展に行ってきました。

中島清之は大正から昭和にかけて活躍した画家。そこまで有名というわけではないようなのですが、展覧会のポスターになっている作品「喝采」にすごく興味を惹かれたので足を運んでみました。

中島さんは、京都に生まれ、16歳で単身横浜へ移り住みます。戦時中には長野県に数年疎開し、その後再び横浜に戻って制作活動に励みます。幼少期に京都で触れた仏教美術や、活気溢れる横浜の賑わい、信州の自然の美しさなど、その時々で彼が触れたものが作品にも色濃く反映されています。

中島さんの作品は表現方法が多彩で、「変転の画家」と呼ばれていたそうです。
たしかに、展覧会を最初から最後まで見てみると、作風の幅広さが印象的。
伝統的な日本画風に描いたり、洋画の様式を取り入れてみたり、抽象画のような作品も。キャリア後半になると色彩を強調したこれまでにないスタイルにも挑戦していたりして、枠にとらわれることなく常に新たなスタイルを探し続けているように感じました。いろんな様式の作品があるので、これが中島さんっぽい!って言うのはなかなか難しい気がしますが、今回彼のいろんな作品を見ていて、色使いが上品でお洒落だなぁと感じる作品が多かったように思います。
中島清之中島清之
左の作品は「花に寄る猫」(1934年)。モチーフを絞り、余白を生かした日本画的な作品。すごく上品な雰囲気。右は1970年の作品ですが、奥行きのある洋画風。この画像だとわかりにくいですが、この頃から人物の輪郭線を赤で縁取るようになったそうです。中島さんの中で何か新たな発見があったのでしょうか。
中島清之中島清之
こちら(左)は戦前の銀座の様子を描いた作品。きらきらお洒落な雰囲気が好き。
そしてポスターにも掲載されている「喝采」(1973年)。これはちあきなおみがヒット曲「喝采」を歌う様子を描いたユニークな作品。テレビで観てスケッチするだけではなく、番組観覧にいったりもして完成させたそうです。まさに歌姫!といったゴージャス感とどこかレトロな雰囲気が目を惹きます。実物で見たら、もっと煌びやかでかっこいい印象を受けました。

もうひとつ印象的だったのが、表具師小川泰との作品。小川泰は日本の伝統的な装飾品である表具(掛け軸や屏風など)にモダンさを取り入れて、近代化する日本の住居にも合うようなスタイルを模索していたそうなのですが、中島さんの絵と、小川さんがデザインした掛け軸のコラボ作品がすごくお洒落でいいなぁと思いました。あれ良かったなぁ。すごくお洒落なインテリアになりそう。

「喝采」に惹かれて、中島さんに関する前情報もなしに訪れてみましたが、期待を裏切らない、むしろ期待を上回る面白い展覧会でした。好きだなぁって思える作品がたくさんあったし、また彼の作品を観られる機会があるといいなぁ。

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